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2012年5月27日日曜日

思考スイッチについて

仕事が忙しかったりすると、とりあえず日々のTodoを捌いているうちに月単位の時間があっという間に過ぎ、いくつかの意味で遠いところにある重要なことに考えを巡らせることがなくなってしまう。例えば、習慣、人、将来といったようなことだ。

ここでいう習慣とは、自分の生活習慣全体の改善である。人とは、普段会っていない人を考えることである。それには離れている家族や、連絡をとってみたいと前から思っていたが勇気がでなくてそうしていない人や、歴史上の人物などが考えられる。将来とは、自分の将来についての計画や家族や日本の将来に関することである。

さて、習慣全体の改善案として、思考スイッチというものを考えてみた。僕の場合は上記の3つに加えて趣味と読み書きの計5つを左手の5本の指にそれぞれ割り当てており、例えば人さし指の腹(指紋の渦があるあたり)を爪でチクっと刺激すると「人」を考えることにしている。親指は「読み書き」であり、読んでいない本のどれを次に読もうかとか、どんな本をこれから買っていこうか、ブログに何を書くかなどを考える。思考を開始するためのスイッチという意味で「思考スイッチ」と呼んでいる。

身体に思考スイッチの機能を持たせることは、「遠いところにある重要なことに考えを巡らせる」機会を身近に置くために有効である。つまり、頭が冴えた時に「指をチクっとしてみよう」と思いさえすれば5つの分野のいずれか(あるいは全部)を考えることができる。思考スイッチがなければ、「遠いところにある重要なことは何か?」という出発点から考えなければならず、しかもこの問いをすら忘れてしまう可能性がある。

余裕がある人は右手に違う役割を当てたり、第2関節や第3関節を使ってもよいだろう。しかし重要なのは、思考が実際に行われるだけで満足しないことである。例えば、普段会っていない人のことを考えたけれども特に連絡をとらないのであれば大した意義はない。メモレベルでもいいから考えたことはアウトプットし、それが何回か繰り返された時に何らかの具体的なアクションに結びつけることができれば、とりあえず日々のTodoを捌いている日常よりは満足することができるだろう。