JSの設定

2013年12月30日月曜日

L登場

例によってまたブログ更新が何ヶ月も滞ってしまった。10月に会社の事業部再編があってワタワタしていたからだ、と言い訳しておく。元いた事業部ではマイナビニュース、ウエディング、賃貸、スチューデント、ウーマン、japan-i など複数のWEBメディアを運営していたが、1年弱かけてメディアごとに事業部が分裂していった形だ。
現在はニュースメディア情報事業部にいる。発足して3ヶ月も経っていないので組織固め等それなりに忙しいが、それしきでブログ更新が滞っては永遠に更新頻度は上がらなさそうだ。
来年はそうならないようにしたい。

久しぶりにブログの管理画面を開くと、心機一転の気持ちでタイトルを変更したくなる。しかし今度のタイトルは一定の必然性があり、来年から頻繁に更新するのだからもう当分変更することはないだろう。そう信じたい。

僕は名字がありふれすぎているので会社では下の名前で呼ばれることが多い。
ファーストネームの頭文字がRであるため、メールの署名とかで親しい相手にはRと書いたりする。

一方ここ半年ほど一緒に生活している中国人がおり、自己紹介の欄(右カラム)を更新して彼女のことも少し書いた。彼女(以降Lと呼ぶ)の場合ファーストネームの日本式発音が名字っぽく聞こえるため、よほど親しい人でなければファミリーネームで呼ぶことになる。その頭文字はLである(中国の発音記号 "ピンイン"による表記において)。そういうわけでこのタイトルにしてみた。

1年半ほど前だったか、山崎豊子の『大地の子』を読んでから中国に興味が湧いた。それ以前にも興味はあったが、それはもっぱら国際経済的に台頭する中国に対してのものだったと記憶している。
※ 山崎豊子の他の作品、『白い巨塔』や『沈まぬ太陽』、『運命の人』や『不毛地帯』に関しては比較的新しいドラマが放送されているため知っている人が多いと思うが、個人的に『大地の子』は『二つの祖国』と並んで山崎豊子の代表作であると感じている。

それと平行して会社のほうでは、japan-i ( http://www.japan-i.jp/chs/ )の仕事に携わっていた。
japan-i は日本の観光情報などを中国語圏・英語圏に紹介するサイトだ。会社でも中国人の知人ができたし対中国ビジネスを考えるようにもなった。
それらのことが原因だか結果だか分からないが、中国への意識がなければLと知り合うことにならなかったと思う。

中国は奥が深い。日本に生きてきた者は考え方がどうしたって西欧式になるが、学術のメッカが西欧であるから何を勉強するにしても中国に学ばなくても一応困らないわけである。
しかし中国は西欧とは異なる論理で現代まで生き残ってきたばかりか、色々課題はあるにせよ世界で最大の人口を統制している国である。中国式の考え方が西欧式のそれとどう違い、なにゆえ有効性を持つのかという点は常に日本人や西欧人の盲点となりうる(※)。

※TEDの下記セッションでダンビサ・モヨが言っていることは正にそれである。
「中国は新興経済の期待の星なのか」 http://goo.gl/Mplbhx

ところで、中国嫁日記( http://blog.livedoor.jp/keumaya-china/ )に出てくる嫁はLと年齢が近く出身も同じ瀋陽である。Lの登場はこれをヒントにしている。この嫁みたいにLはネタを提供してくれるだろうかと思った時もあったが、共同生活を経てその疑いは解消された。はっきり言ってネタの宝庫である。今後ブログの更新頻度を上げる糧としていく。

Lの勤務先の人が書いてくれた似顔絵